作品概要(まずはサクッと)
『ラブ★コン』は、中原アヤによる大阪舞台の学園ラブコメ。集英社『別冊マーガレット』で
2001年〜2006年に連載され、全17巻で完結。
主人公は身長172cmの女子・小泉リサと、156cmの男子・
大谷敦士。クラスの“漫才コンビ”扱いから始まるふたりが、
高さのコンプレックスと関西ノリの応酬を乗り越え、本気の恋へ進む一作です。
派生メディアも豊富で、2006年に実写映画、2007年にTVアニメ(全24話)化。
そして本作は第49回小学館漫画賞(少女向け部門)を受賞した評価作でもあります。
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この作品の入口(ここから読みはじめる人へ)
- まず1〜3巻で「犬猿の仲→協力関係→恋の自覚」まで駆け抜ける。
- 舞台は大阪。関西弁のボケツッコミとテンポの良さが読み味の肝。
- 王道の“すれ違い→告白→進展”を、身長差コンプレックスという具体的な障壁で描き切る。
あらすじ(ネタバレなし)
“デカ女”と“チビ男”。高校の話題をさらうふたり——小泉リサと大谷敦士は、最初は反発し合いながらも、
同じアーティストを推し、同じ悩み(身長)を抱える“同志”だと気づく。
互いの片想いを後押しするうち、心の矢印はいつの間にか相手へ。賑やかなクラスメイト、厄介で愛しい大人たちが巻き起こす騒動も、
結局はふたりを前に進めるための風になる——そんな、笑いと本気の恋が同居する成長物語。
主要キャラクター(整理して理解度アップ)
- 小泉リサ…172cmの明るい女子。理想は“王子様系・高身長”。ゲーム好き。素直だが不器用。
- 大谷敦士…156cmのバスケ男子。口は悪いが根は熱くて誠実。劣等感との距離の取り方が物語の軸。
- 石原信子(のぶちゃん)…リサの親友。しっかり者で恋もファッションも全力。
- 中尾平吉(中尾っち)…大谷の親友。のぶちゃん一筋の癒やし系。
- 田中千春&鈴木涼二…リサ・大谷の初期の“片想い相手”。のちに穏やかなカップルへ。
- 深川 遥…リサの幼なじみの長身イケメン。“守られたい王子”として恋の風を起こす。
- 寿 聖子郎(セイコ)…可憐だが中身は男子。恋の乱気流を作りつつ、最終的にはリサを応援。
- 中野 清司…担任。ふたりを“漫才コンビ”に仕立てる張本人。
- 舞竹 国海(マイティ)…長身の英語教師。リサの“理想像”に激似で波乱を呼ぶ。
- 吉岡美々…モデルの幼なじみ女子。リサの前では猛攻型。
- 小堀 和希…リサのバイト先の後輩男子。素直な好意が最後期の事件に繋がる。
- 海坊主…リサ&大谷が推すラッパー。聖地はライブ会場。
見どころ(推しポイント)
- 身長差コンプレックス×関西ノリ:笑いと劣等感の同居が唯一無二。ボケとツッコミの往復が告白の“助走”になる。
- “対等”になる過程:守る/守られるの非対称を崩し、横に並ぶための試行錯誤が丁寧。
- 恋のライバルの魅力:遥・セイコ・美々・マイティ……全員が物語を揺らし、最終的に主人公を成長させる。
- 大阪の空気:テンポ・間・ノリの“地の文”がコメディを支える。卒業式までの足取りが心地いい。
- メディアミックスの厚み:2006年実写映画/2007年アニメで再体験可。受賞歴(小学館漫画賞)も信頼の証。
ネタバレあり:全巻ダイジェスト完全版(購入前に“どこまで進むか”知りたい人へ)
▼ ※ここから結末付近まで踏み込みます(開閉可)
0)最初の相棒関係:互いの片想いに手を貸す(1〜3巻)
入学早々“でか女&ちび男”とからかわれるリサと大谷。ふたりはそれぞれ、鈴木涼二、田中千春に片想い。 “協力して叶えよう”とタッグを組むが、鈴木と千春は自然体で惹かれ合い、先にカップルに。 置いていかれたリサは、同じ温度で笑ってくれる大谷を異性として意識し始める。
1)告白→玉砕→それでも離れない(4〜7巻)
リサは勇気を出して告白。しかし大谷は「友だち」としか見られず即答で不成立。 それでも関係を切らず、一緒に勉強・バスケ応援・放課後トークを重ねる。 クリスマスには推しラッパー海坊主のライブで手を握られ、気持ちは確信に変わるが、もう一歩が遠い。
2)恋の乱気流:セイコ&美々&幼なじみ遥(中盤)
可憐な後輩寿 聖子郎(セイコ)が実は男子の波乱、モデルの幼なじみ吉岡美々の急襲、 さらにリサの幼なじみ深川遥が転入し“守られたい王子”ムーブで告白。 リサも揺れるが、大谷が見せる嫉妬と誠実に心が戻る。 すれ違いの末、大谷からのキスでついに交際が始動——ただし、身長差コンプレックスは消えない。
3)“理想の王子”マイティ登場:自尊心の最終試験(後期)
長身の英語教師舞竹国海(マイティ)が赴任。リサの理想像に激似で、ファンクラブ「マイティ部」まで発足。 リサは揺さぶられ、大谷は自分の小ささに苦笑する。しかし本音を交換するうち、ふたりは “憧れ”より“隣で笑う日常”を選ぶ覚悟を固める。
4)卒業直前事件とラストスパート(終盤〜最終話手前)
卒業準備に追われる中、大谷に小さな嫌がらせが続発。リサのバイト先の友人・安倍が、
同僚の小堀和希の片想いを叶えようとして引き起こしたと判明し、誤解は収束。
リサは壇上でのスピーチをやり切り、ふたりは正面から未来の話をする。
結末は派手な“逆転劇”ではなく、横に並んで歩き出す約束。高校の門を出るまで、
ボケとツッコミをやめないふたりの姿が、本編の着地点となる。
※巻の区分けや出来事の呼称は読みやすさ重視の要約です。正確な掲載話は単行本をご確認ください。
テーマ/読みどころの深掘り
- 劣等感の“取扱説明書”…身長は変わらない。だからこそ、視線・ことば・行動の更新で“並ぶ”物語に。
- 関西的コメディ文法…ツッコミが“関係のケア”として機能。笑い=安心の合図になっている。
- ライバルは敵ではない…遥・セイコ・美々・マイティそれぞれが、主人公の足場を固める役割を担う。
- メディアでの再解釈…実写は“王道青春”、アニメは24話の起伏で“積み重ね”を可視化。
読み味ガイド(たのしく読むヒント)
- ボケ・ツッコミの“間”に注目。コマの空白が感情の跳躍板。
- ライバル登場回は、主人公の弱点の露出として読むと熱い。
- ライブ・体育祭・卒業式など“イベント回”は、関係の定義が更新される山。
どこでハマる? ざっくり巻ガイド(全17巻)
- 序盤(1〜5巻):協力関係→片想い自覚→初告白と玉砕。笑いの密度が最高。
- 中盤(6〜11巻):セイコ・美々・遥で揺らぎ、ついに交際へ。嫉妬と信頼のバランスが鍵。
- 後半(12〜17巻):マイティ登場、受験・将来・卒業。“横に並ぶ”覚悟で締める。
※巻構成は読みやすさの目安です。
よくある質問
- Q. 泣ける?
- A. 大事件ではなく、劣等感の解凍や“素直になる瞬間”で刺さるタイプ。
- Q. 三角関係は重い?
- A. 遥・セイコ・美々・マイティとしっかり揺れますが、対話で整えていく健やかさが基調。
- Q. アニメ/映画との違いは?
- A. どちらも王道寄りの再構成。アニメは24話で心情の小刻みな変化を追いやすいです。
- Q. 一気読み向き?
- A. コメディ耐性があれば全巻一気でも満足度高め。イベント単位で刻む読み方も◎。
どこで読む?(試し読み&購入リンクまとめ)
※表示の内容(無料巻/価格/既刊情報など)は更新される場合があります。購入前に各ストアでご確認ください。
まとめ
身長は変えられない。でも、視線・ことば・ユーモアなら変えられる。『ラブ★コン』は、 劣等感の取扱説明書を笑いで書き換え、最後は“横並び”で歩き出す物語。読み終えるたび、ちょっと強く、やさしくなれるはず。
