『恋わずらいのエリー』実写×原作ナビ|“妄想女子×ウラオモテ王子”の破壊力

学園恋愛

作品概要(まずはサクッと)

『恋わずらいのエリー』は、藤ももによる学園ラブコメ。講談社『デザート』で 2015年〜2020年に連載され、本編全12巻+番外編(13巻)で完結した人気作です。
主人公は、妄想をX(旧Twitter)に投下する地味系女子 市村恵莉子(エリー)。相手は学校一の王子・近江章(通称オミくん)。ただし彼には “裏の顔”があって——というギャップの強さが本作のキモ。2024年には 原菜乃華×宮世琉弥で実写映画化され、“妄想×現実”の熱量が映像でも話題になりました。

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この作品の入口(ここから読みはじめる人へ)

  • 1巻“裏の顔×妄想バレ”が一気に始動。関係の初期設定が気持ちよく入ってきます。
  • 中盤は要くんや友人たちが“善意のズレ”を運び、誤解→対話→更新の快感が続く。
  • 本編は全12巻完結。さらに8年後を描く番外編(13巻)で“その後”の幸福まで覗けます。

あらすじ(ネタバレなし)

地味で目立たない女子高生・市村恵莉子(エリー)は、爽やか王子・近江章(オミ)を眺めつつ、 “恋わずらいのエリー”名義で妄想をXに投下するのが日課。ところがある日、オミの“口が悪い素顔”をうっかり知り、 しかも自分の妄想アカウントが本人にバレるという人生最大のピンチに——。ところがオミは、 「その妄想、叶えてあげてもいーよ?」と余裕の笑み。王子×妄想女子の距離は、からかいと本音の間で急接近していく。

主要キャラクター(相関と立ち位置)

  • 市村恵莉子(エリー)…地味寄りだけど感情の燃焼温度は高い“妄想家”。恥ずかしさと勇気を行き来しながら、言葉選びが少しずつ洗練されていく。
  • 近江 章(オミ)…学年の“爽やか王子”。だが裏では口が悪い現実主義者。気取らず、相手の強さも弱さも直視するタイプ。
  • 要 陽一郎(かなめ)…ちょっと変わった距離の詰め方をする同級生。エリーの秘密に気づき、三角関係の圧を持ち込むキーパーソン。
  • 紗羅/友人たち…良い意味でも悪い意味でも“外野の風”。噂・見栄・コンテストなど、学校の現実を運んでくる。
  • 家族・大人たち…若さの暴走にブレーキと安全地帯を同時提供。“踏み込み方”を学ぶ鏡。

見どころ(推しポイント)

  1. ギャップの設計がうますぎる王子の裏の顔×妄想女子の表の顔。役割を反転させながら、言動の整合性でキャラが立ち上がる。
  2. ネット時代の“恥”をコメディに昇華:バレたら終わりのはずが、恥が親密のスイッチになる。
  3. 対話で“ズレ”を更新:やきもち/見栄/SNSの見られ方……説明→合意の反復で関係が前進。
  4. 完結+“その後”まで:本編完結の満足度に加え、8年後の番外編で人生のステップまで描く手厚さ。
  5. 実写映画の相性◎:言葉の速さ、表情の温度が映像向き。劇場版は三角関係と“妄想の可視化”のカタルシスが強い。

ネタバレあり:全巻ダイジェスト(結末の核心はぼかしつつ)

▼ ※ここから一部展開に触れます(開閉可)

1)“妄想バレ”からの急接近(1〜3巻)

エリーの裏アカがオミにバレるところから関係が起動。オミは茶化しながらも、本音を言語化する役割を引き受け、 エリーは“恥ずかしさ込み”で向き合う練習を開始。からかい→赤面→少しの進展の反復で、ふたりだけの速度ができてくる。

2)善意のズレと三角関係(中盤)

がエリーの“発信者”に気づき、友達宣言から距離詰めへ。外野の目線やコンテスト、噂の拡散が 二人の未成熟さをあぶり出し、嫉妬・拗ね・保身が交錯。だが、腹を割った対話の積み重ねで 「どこが嫌で、何が嬉しいか」を互いに更新していく。

3)クライマックスと“その後”(11〜12巻)

決定的な局面では、見栄よりも“相手の今”を選ぶ行動がハイライト。イベントの喧騒の中で “二人の距離感”に決着をつけ、未来へ踏み出す準備が整う。LOVEが詰まった番外編も収録されて、本編は美しく幕。

4)番外編:8年後、結婚式の前日談(13巻)

社会人になった二人は、“幸せの前の不安”と向き合う。妄想女子は大人になっても妄想女子。 けれど、それを笑い飛ばし抱きしめる相手が隣にいる——そんな“関係の熟成”を短編で凝縮。
※ラストの具体は控えめに。新規読者のワクワクは残してあります。

テーマ/読みどころの深掘り

  • “恥”の肯定…恥は関係の潤滑油にも刃にもなる。見せ方の練習が恋の成熟。
  • SNS時代のラブコメ見られる/見せるの設計がドラマを生む。裏アカは呪いにも魔法にもなる。
  • 屈託のない現実主義…オミの“口の悪さ”は、甘さの過剰摂取を防ぐ現実味。突き放しではなく、正確な距離感の提示。

読み味ガイド(たのしく読むヒント)

  • 赤面→早口→開き直りのテンポ変化が笑いのリズム。
  • 教室/廊下/体育祭など“公共の場”でのふるまいは、キャラの素が出る場所。
  • 番外編は本編の“余韻の答え合わせ”として読むと満足度がUP。

どこでハマる? ざっくり巻ガイド(本編12巻+番外編)

  • 序盤(1〜3巻):妄想バレ→急接近。ギャップ萌えの加速。
  • 中盤(4〜8巻):三角関係と外野の風。対話でズレを解く反復。
  • 後半(9〜12巻):選択の連続とクライマックス。“相手の今”を選ぶ行動が鍵。
  • 番外編(13巻):8年後の一幕。“ずっとこの二人”の説得力。

※番外編は「マリッジブルーのエリー」。電子配信中心の小ぶりな1冊です。

よくある質問

Q. 何巻まで買えば満足?
A. 本編は全12巻で完走できます。二人の“その後”まで見たい人は13巻(番外編)まで。
Q. 実写だけ見ても大丈夫?
A. 映画は入口として優秀。三角関係と告白までの熱を短時間で浴びられます。気に入ったら原作で細部の会話をぜひ。
Q. コメディ強め?胸キュン強め?
A. どちらも強いですが、“恥のコメディ”→“言語化の胸キュン”へ移行していくのが醍醐味。

どこで読む?(試し読み&購入リンクまとめ)

※“番外編=13巻”は電子での単巻配信が中心です。価格・配信可否はストアにより異なります。

まとめ

恥ずかしい。けど、好き。“恥の取り扱い”がうまくなるほど、二人は前へ進む。『恋わずらいのエリー』は、 妄想と現実のあいだで言葉を磨くラブコメの最前線。本編完結+“8年後”の番外編まで揃っている今が、いちばん気持ちよく読めるタイミングです。

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